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お米の魅力を研ぐ 幸南食糧の
企画力

Planning Planning

商品開発企画提案
アイデアを形にする
幸南食糧のお仕事

日々、新商品の開発を行う幸南食糧。様々な場所で活躍する社員が「企画力」を強みに働いています。お米の価値と魅力を伝えるため「アイデア勝負」をしかける社員たちの、多彩なエピソードをご紹介します。

Story of product development

商品開発ストーリー

Episode 01

MikiNakajima

食品開発センター
営業本部
西日本営業部

中島 美希

2021年入社

国内唯一の技術を使った
冷蔵食品を九州に届ける
新卒1年目の大舞台

ビジネスパートナーである食品商社とともに、スーパーなどの小売店に対して加工商品の提案を行う営業本部。当時新卒1年目の中島に与えられた使命。それは、冷蔵食品の味や栄養を保持できる国内唯一の技術“Micvac”を利用した「海老と5種の彩り野菜のアヒージョ」を九州全県に届けることだった。

「ボジョレー・ヌーボーって何?」
商談の場を“瞬間冷蔵”してしまった一言

POPや陳列など「店頭で売れる方法」まで食品商社の方と考えるのが中島の仕事。当然、消費者の食生活にも詳しくなくてはならない。しかし、商社の方からの「ボジョレーヌーボー(ワイン)のおつまみとしてアヒージョを売りませんか?」という案に対し彼女は「ボジョレーヌーボーって何ですか…?」と答え、場を凍らせてしまったのだ。

「常識知らず」の悔しさを糧に
様々な角度からの提案を積み重ねた

食品業界の人間として知っておくべき有名なワインを知らなかった。その悔しさが中島の意欲をかき立てた。九州全県、50社以上のスーパーへ営業しながら食への知識や企画術を身に付けていった。2年目になる頃には「クリスマス特集の売り場を設けましょう」「他地域でのデータを参考に、富裕層の方向けに売り出しましょう」と効果的な提案を行えるようになったのだ。

アヒージョだけでなくラザニアも
九州への販路を広げた2年目の快挙

「これなら売れる」小売店のバイヤーにそう思わせる企画提案を重ねていった結果、中島は社内初の”Micvac製品の九州上陸”という快挙を成し遂げた。加えて、提案していた「クリスマス特集」の企画も認められ、アヒージョだけでなく同シリーズのラザニアも店頭での同時陳列が決定。忙しいファミリー層の「ちょっとしたぜいたく」をメインに、「おいしく長持ち」な冷蔵商品を九州全土に広める大金星となった。

Episode 02

RikoShiraishi

食品開発センター
開発推進部

白石 莉子

2015年入社

捨てられる「もみ殻」を
おかゆのパッケージに変える
前代未聞の挑戦

幸南食糧が長年販売してきたおかゆ商品。そのリニューアルを担当したのが開発推進部の白石だった。今回はパッケージをメインとしたリニューアルが計画されたが、そんな中で白石はある「たくらみ」を持って挑んでいた。

田んぼに山積みのもみがらを
どうしても活用したかった

パッケージの変更が話題に上がった時、白石は「何か目新しいことをしないと話題にされない」と直感したという。そこで、以前田んぼで目にした「捨てるしかない」というもみ殻の山をパッケージに使えないかと考えたのだ。元から環境問題に関心を持っていた白石は、この実現を決意。廃棄米で紙を作った実績のある紙卸会社「ペーパル」に連絡を取った。

容器メーカーと二人三脚で
作った試作品は20個以上

「難しいです」。ペーパルの最初の反応は厳しいものだった。とても固いもみ殻を、紙に混ぜ込めるほど細かく粉砕する技術を持つ工場は少ない。しかし白石は諦めなかった。何度もペーパルに足を運び「ここの工場なら可能じゃないですか?」と議論を前に進め続けた。最終的にペーパルの研究熱心さに火をつけ開発が決まったのは、5度目の打ち合わせの事だった。

世界でも珍しい「もみがら」の活用で
メディアにも取り上げられる

そこから10か月、もみ殻の粉砕度や配合の度合いを試行錯誤し、もみ殻製の紙「momi-kami」を使った「お茶碗がいらない一膳お粥」シリーズが発売。もみ殻で紙を作るという世界的にも珍しい取り組みが評価され、当シリーズは「SDGs・災害食大賞2023」を受賞。ペーパルにも各種メディアの取材が殺到した。白石は「これを機に若い人にも商品を手に取ってもらい、おかゆ市場No.1を獲りたい」と語る。

Episode 03

TaroHashimoto

米匠庵
地域活性化研究所
所長

橋本 太郎

2005年入社

高校生と小豆農家で
地元を盛り上げる
売上2万個を生んだ丹波の英雄

農家が農産物を加工・販売まで担当する「6次化」のサポートを行う「地域活性化研究所」。その所長である橋本に、国から「丹波の小豆農家の6次化をサポートしてほしい」との依頼が来た。丹波が誇る高品質な小豆が直面する課題に、橋本が立ち向かう。

「次世代の担い手がいない」
目を付けたのは地元高校生

小豆の生産者「なかで農場」からの相談。「丹波三宝」の1つに数えられるほど高品質な丹波小豆だが、跡継ぎがいないとのことだった。「魅力的な地元商品が全く知られていない」。若手への認知不足を解決するために橋本が提案したのは、地元・氷上高校との商品の共同開発。新商品の特徴・デザイン・ネーミングの案を高校生に出してもらうことにしたのだ。

「何でもいいから出して」で生まれた
予想外の地元のヒーロー

最初に「赤鬼飯」という案が出たのは「何でもいいから気軽に案を出そう!」と橋本が話してからだった。聞けば、丹波には『赤鬼』と呼ばれた赤井直正という武将がいたそう。「丹波の地を守った英雄『赤鬼』の名を冠するなら、通常の何倍も小豆を入れた豪華な赤飯にしたいね」。気軽に案を出せる雰囲気づくりが功を奏して、どんどんアイデアが生まれていった。

年間2万個の売上
更に生産者の自走も

高級な丹波小豆をふんだんに使った『赤鬼飯』の値段は1つ700円。強気な価格設定だったが、兵庫県中に売り出すと、その珍しさと美味しさから売れ行きは好調。年2万個を売り上げ、1商品で500万円の利益を生むことができた。現在、生産者の方はそれを元手にあずき茹で機などの設備投資を行い、東京駅で「丹波フェア」を行うほど販路を拡大しているという。

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