食品開発センター
営業本部
営業推進課
平成30年入社
北林 美花栄
食品開発センター
センター長
執行役員5年
平成28年入社
坂田 雄一
食品開発センター
開発推進部
平成27年入社
白石 莉子
「食材はいいのに
加工をしたら味が落ちる」
加工食品の開発業者として、致命的な課題を感じていた幸南食糧。血眼になって探し、見つけ出した解決策が日本企業がどこも導入していなかった『Micvac』の導入だった。スウェーデン発の『Micvac』は、チルド保管・流通が可能な電子レンジ対応の容器包装システム。従来のボイル加熱と比べて短期間で調理殺菌ができる優れものだ。
安全、味が落ちない、長期保存が可能。
導入しない理由が見当たらない『Micvac』だが、サイズが大きすぎるため、工場を新設する必要があった。
必要な投資額は10億円以上。お米に換算すると“約250万キロ分”。
そんな状況でもためらわなかったのが、食品開発センター長の坂田。
「これからの幸南食糧に間違いなく必要」と会社に交渉を持ちかけた。
難航間違いなしと思われた交渉は意外にも、あっという間にまとまった。
「反対されるだろうと思っていたら
〝やろう〟と二つ返事。驚きました。」
おいしいものを追求したい。
生産者の血のにじむ努力に報いたい。
想いは会社も同じだった。
その想いの強さは、会社史上最高額の投資もいとわないほどだった。
こうして日本で唯一の『Micvac』導入が実現した。
破格の大型投資。反対の声が聞こえて当然。
でも、聞こえてこなかった。
「心の中ではみんなどう思っていたのか分かりません。
でも、成功させるために力を尽くしてくれました。」
目的が決まったら一枚岩になれる。達成に向けて突き進むことができる。
幸南食糧の伝統が力を発揮した瞬間だった。日本で唯一の導入を聞きつけた企業からは開発依頼が殺到。
コロナ禍のテイクアウトブームに乗って飲食店との取引は増加。効果はてきめんだった。
強烈なリーダーシップでプロジェクトを推し進めた坂田。
その仕事ぶりに部下は目を丸くしている。
白石は「“できない”という概念がない。
一見不可能と思えることでも“どうやったらできるのか”を考え抜いて可能にしてしまう。」と言い、北林は「打開策を見つけ出す天才だと思います。」と話す。
前例がない。だからどうした。
坂田にとって、挑戦を断念する理由にはならない。
そしてその姿勢は、次世代の目にしっかりと焼き付いている。
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