2000年に米穀業界で初めてISO9001の認証を取得した幸南食糧。
安心・安全への取り組みをさらに加速させるため、食品安全マネジメントシステムの国際規格であるFSSC22000の認証を、2016年に本社三宅工場(精米)で、2019年には食品開発センター(レトルト)で取得しました。
このページでは、各工場における品質管理の取り組みとそれらを可能にする設備をご紹介します。
玄米を精米加工し袋詰めして出荷する精米工場。
生産者の想いが詰まったお米の品質を守り、高めるため、
さまざまな取り組みを行っています。
産地から仕入れた玄米を自社の大低温倉庫へダイレクト搬入。温度と湿度の徹底管理で精米まで鮮度が落ちる隙を与えません。
自動で精米するオートメーション精米機により精米能力は全国トップクラス。高品質のお米を大量に出荷することができます。
電子顕微鏡や色彩選別機、金属検出機など、玄米への異物混入を防ぐさまざまな最新鋭機器を駆使して安全なお米を生産しています。
納品時のお米の品質を一定に保つために玄米のデータを徹底管理。蓄積したデータを用いた改善まで行っています。
水分を一定に保つ低温倉庫を活用し、品質下落の原因となる乾燥を防止。いつでも、だれでもおいしく炊けるお米の源です。
1回目で70%削り、2回目で100%削る。傷や割れを防ぐための“二段階研磨”で、一粒一粒の美しさとおいしさを担保します。
1gの誤差も見逃さない高性能ウエイトチェッカーで納品時のお米の量を均一化。いつでも同じ量、同じ品質のお米をお届けします。
より効率的な生産を目指して定期的にチェックを実施。非効率につながっている課題を改善することで生産量、質ともに向上を目指しています。
産地から入荷した玄米の品種識別を目的としてDNA鑑定を実施。精米前後のダブルチェックでより精密なデータを検出することで、品質を担保しています。
飲食店や百貨店とコラボして消費者に実際に食べていただく試食の機会を。客観的な意見を取り入れることでさらなるおいしさを追求しています。
レトルト食品を製造するレトルト工場。
安心・安全でおいしい加工食品を届けるために、
さまざまな取り組みを行っています。
原料に含まれている菌の量や種類をチェックする機械。決められた基準内に菌が収まっているかを確認し、基準外のものがあった場合は倉庫から取り除きます。
原料のpH値(酸性とアルカリ性のバランス)を測定します。pH値が決められた基準外だと原料が腐りやすくなるため、厳しいチェックが必要です。
果汁をはじめとする原料の濃度を測定します。濃度は製品の品質を左右する重要な要素。専用の機器を用いて徹底的にチェックしています。
人間の五感(視覚・聴覚・嗅覚・味覚・聴覚)を用いて品質を検査する官能検査。 原料の味はもちろん、見た目や香りなども細かく検査していきます。
最適な風を送り原料に含まれている異物を選別する風力選別機で、ホコリなどの細かいものも含めた原料に混じっている異物を徹底的に除去していきます。
調理釜で原料を煮炊きします。幸南食糧は一度に300ℓの原料を煮炊きできる巨大な調理釜を3つ保有しており、大量の原料を一気に調理することができます。
調理した食品を充填・密封し、レトルト釜に入れて121℃以上の高温で殺菌します。耐熱性のある菌の殺菌も可能なことからボイル殺菌よりも重宝されています。
金属以外の異物が食品に含まれていないかを検査します。草や樹脂、ゴムといった金属検出器では見つけられない異物の検出が可能。空港の検査にも活かされている技術です。
包装した食品が一定の重量値に収まっているかをコンベア通過時にチェックする機械です。過量もしくは軽量と確認できた場合は製造ラインから弾き出します。
原材料の産地や製造状況、出荷状況などを履歴として記録するシステム。万が一トラブルが発生しても、履歴を追うことですぐに原因を特定することができます。
事業に関するお問い合わせは
こちらからご連絡ください。
〒580-0045 大阪府松原市三宅西5-751