PROJECT

【事例】“減る”世界から“増える”世界へ 発想の転換

産地直送市場に幸南食糧のお米を

「作り手の顔が見える」がウリの産直市場。地元の産地から直接仕入れたお米が店頭に並びます。
「大阪のお米屋さん」のイメージが強い幸南食糧。あえてわたしたちから仕入れる必要のないマーケットです。幸南食糧 企画開発販売部の瀬川は、知恵を絞りました。
お客様の心を掴んだのは、カップ型のおかゆ。
食品開発
加工センターを設立した幸南食糧だからこそのご提案でした。

産直市場ならではの加工食品

「この人が作ったお米で、おかゆを作りました。」
この取り組みは、産直市場に新しい可能性の風を吹き込みます。「地元のお米」ではなく「各地のおかゆ」という商品展開が生まれたのです。
これまでも、美味しい特産品が他の地域で店頭に並ぶことはありました。今回はさまざまな産地のお米を全国へ届けることが可能になったのです。お米ではなく、付加価値をご提案することができたのです。

こだわりのお米を多くの消費者へ

本来、お米とは「減る」世界。精米の途中でぬかを取り除くため、白米5kgには5.5kgの玄米が必要になります。
加工食品が持ち込んだのは「増える」という概念。60kgのお米から1800個ものおかゆ商品を作ることができるのです。少量しかお米を生産していない生産者さんでも、多くの方に食べてもらうことができます。
実際に商品化したのは、この取り組みに賛同してくれた生産者さんのお米です。作り手としてのこだわりを持った方ばかり。そのぶん、お米の値段も少し高めです。
加工食品になれば、精米よりも商品ひとつの単価は小さくなります。消費者のみなさんに手にとってもらいやすいかたちになるのです。

枠を超えた提案、部署を超えた連携

生産地、産直市場、そして幸南食糧。
お互いの強みを守り、メリットを活かしたのが、おかゆ商品でした。
精米よりも商品化までの工程が多いため、各部署の連携が欠かせません。
精米のタイミングはいつか。水分量はどれくらいか。
限られた原料から商品を作る工程では、失敗は許されません。
小ロットの精米だったこともあり、食品開発加工センター、精米工場も含めた三者での連携を重ねました。

お客様と作っていく食品開発加工センターへ

食品開発加工センターはまだまだ研究開発途上です。
日々、様々な試作品を作っては食べてみて、調整してはまた作って。幸南食糧の本社には、試作品の加工食品がたくさん届きます。何度も試食を重ねて、水加減、味付け、具材の量やバランスを調整します。
試作段階からお客様と一緒になって取り組めたら面白いと思いませんか?
瀬川が語るのは、そう遠くない未来かもしれません。

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